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2010年 09月 09日

知床番屋漁師編 Part 2

このシリーズ、かなりのアクセス数にビックリ!

皆、サケ漁師を実はやってみたいのかな・・・?

てな事で、今回は漁の仕組みを簡単に解説してみることにいたします

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そう、道が「行き止まり!」以上に漁にはキケンが沢山・・・

でも、安全第一で作業をいたします






定置網の場所は毎年、きちっと測量することから始まり、昨年と同じポイントから2mもずれない程正確なのです

先ずは、海岸から垂直に沖へ伸びる網を基本に組み立てられています
(これを垣網とかテアミと呼んでいます)

これを中心に海岸寄りから沖に向かって3つの網が仕掛けられます
手前から、陸(おか)網、中網、沖網といった具合(小定置は説明省略)

潮の流れ、サケの帰巣本能、その他モロモロ要因でウロツク鮭は、先ずこの海岸から垂直に延びた網に沿って、日替わりでどれかの網に沢山入ったり、全部に入ったり・・・良く読めません・・・?

網は毎年シーズンインに取り付け、約3カ月後に外します(凄い作業量です!)

網の重しとなる"土俵入れ"、ザッブーン!

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これで仕掛けた網がズレルのを防御します

そして、"網付け"、各網を垂直に対して、楕円形に取り付けていきます

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各網にはシッカリとブイを付けます
かなりの数のブイを付けますから、本船と作業船2隻位でないと作業は進みません

これでやっと準備完了!
でも、ここに至るまでの約3カ月間、漁師さん達は、番屋の作業小屋で網の補修やら、網立てをしていたのです

さぁ~、やっと明日から漁へと進みます!

To be continued・・・

by ff1350m | 2010-09-09 14:21 | 番外編


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